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2006年5月24日 (水)

がんばれ!かみね動物園

JCの勉強会日立市かみね動物園のゴリラの飼育員、山内直朗さんの話を聞きました。とても興味深く、かみね動物園が大好きな僕としては血が騒ぐ勉強会でした(^.^) 
かみね動物園は今、年々減少する入園者・年間2億円を越す赤字、そのために行われる飼育係のリストラ、老朽化する設備・・・、もしかして廃園?なんてウワサも飛び交うほど危機的な状況にあります。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、数日前に放送された旭山動物園のTVドラマで、閑散とした廃れた動物園シーンの撮影場所が、かみね動物園でした。日立市民としてこんな悔しいことってないですよね。かみね動物園を再興するために僕たち市民にできることって何なのでしょう?

山内さんは動物園再興に情熱を燃やす熱血飼育員。昨年、動物園再生のために先進動物園であるアメリカのウッドランドパーク動物園を訪れ、孤軍奮闘の武者修行をして来ました。彼は今そこで会得した「エンリッチメント」「ランドスケープイマージョン」と呼ばれる手法を使い動物園の再建に取り組んでいます。
エンリッチメントとは、『動物の幸せ』をキーワードに動物たちのストレスを取り除くため、鉄の檻を取り払い広い空間で生活させ、食事や遊びに工夫を凝らす手法です。
ランドスケープイマージョンは個々の動物の生息地の環境を人工的に擬似した環境を作る方法。
どちらも動物のストレスを取り払い、生き生きとした動物本来の姿を見てもらおうというもの。もちろんかねみ動物園は、ウッドランドパークのように物理的条件が恵まれているわけではありません。新設の施設を作る予算もありません。しかし彼は限られた条件のなかで最善の工夫をし、動物たちがいきいき出来る改善を始めました。するとどうでしょう、少しの環境の変化やエサやりの工夫でも動物たちは見違えるようにいきいきと活動を始めているということなのです。飼育環境は確実に変化し始めています。これからの課題は、行政にその意味を説き予算を取ること。そして何より、市民を喚起しみんなの動物園という意識で参画させることだと訴えます。
ウッドランドパークも旭山もかねては、かねみ動物園と同じく元気のない動物園でした。しかし動物たちの惨めな状況を改善しようと、市民が喚起し動物園革命を起こし復興したのです。50年前、戦後の復興のシンボルとして市民が立ち上がり整備事業に着手した歴史を持つかみね動物園です。僕たちが子供のころ、胸をときめかせたあの感動を、これからの子供たちにもしっかりと引き継がなければなりません。
かみね動物園の挑戦は今始まったばかりです。私たちには、市民の宝を市民自身で守っていく意識改革と、具体的行動が強く求められています。
かみね動物園に対して僕たちに何ができるのか?いろんなやり方はあると思います。
この町に住む一人の市民として、多くの仲間と共に携わっていきたいと思います。
そして、はんこ屋の生きる術として、象牙や水牛など野生動物を扱う人間として、個人のエゴに走らず、しっかりと共存共栄の精神を意識し、加えて行動していこうと強く感じました。

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