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2008年7月11日 (金)

仕上刀(しあげとう)

巾のせまい仕上刀がほしくて今回、鍛冶屋さんに頼んで特注の刀を作成しました。せっかくの機会なので、どんな感じで彫刻刀が出来るのか紹介しますね。
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仕上刀は、巻藤・柄・刃の3つのパーツから作ります。
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これが今回特注した狭巾の刀。
上半分の輝いている部分が鋼(はがね)が焼き付けてある部分。071105
藤のツルは水につけてから捲きつけることで、乾くとキュとしまって取れなくなります。
柄は黒檀を使用。使い込むほどに馴染んで行きます。071107
刃を荒砥・中砥・仕上砥と砥石を変えて研いで行きます。
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上の写真は現在使っている仕上刀3本と、今回作成した新しい仕上刀(一番下)です。
柄も捲藤も使用感がないので艶がないですね・・・。使込むほどに魂が宿るものですからね(^.^)
この仕上刀は、印章彫刻の最終仕上げ工程で使用するもので、流れるようなしなやかさや、勇ましい力強さを表現する、正にハンコに命を吹き込む道具なんです。
拡大鏡でなければ見えないような細かな文字を彫る作業から、巨大印章の仕上まで用途にあわせて道具も変えていきます。その為、時に巾や薄さなどを職人自身が調整しながら研ぎ上げて自分だけの武器に仕上げるのです。そんな訳で、今回作成の仕上刀は、これから使い込みながら何度も調整して自分の手の一部になるくらいまで感覚を同化させていかないと使い物にはならないんですよ。

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