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2009年6月26日 (金)

【はとバス】の経営改革

20090626
同友会水戸例会に参加。今回は 経営危機に陥った【はとバス】の危機を救った宮端清次さんの経営改革の講義でした。

東京都交通局長、都営大江戸線建設の責任者・・・と東京都のエリート官僚であった宮端さんが定年間際の最後に受けた辞令は、
『はとバスの再建』でした。
当時の【はとバス】の状況は崩壊寸前。4年連続赤字。融資を止められれば即破綻。それは誰もが尻ごむ経営内容でした。

宮端さんは社長就任の挨拶で宣言します。「1年で黒字に変わらなければ退陣する」
一緒に就任した役員全員から辞表を預かり、退路を断ったスタートを切ります。

しかし、現場のことを知らず、コスト削減を強行する姿勢に、所詮自分たちの境遇を感じ取れるリーダーではないと見透かされ、エリート官僚の宮端さんの社長就任を社員は【天下りの腰掛け】と判断し、拒絶します。

宮端さんは、渋沢栄一の言った経営とはソロバンと論語の両立【仕事の厳しさと社員を想う人間としての優しさ】が必要だということを痛感したと言います。
経営者責任として、2800人からの社員家族の生活を守り、やる気(役割・生きがいの創出)をもって、仕事に取り組む意識改革を遂行する。そのことを経営再建の中心に据えました。
そのためにはまず自分が変わることと、社長専用車を降り、満員電車に揺られて出勤し、休日には自腹で【はとバス】に乗り込み自らが体感し、徹底してお客様の声を聞く、率先垂範に努めました。

失敗、失敗、失敗の連続。
しかし、恐れるは失敗することではなく、失敗から学べないことを恐れる。変われないことを恐れると氏は語ります。

『真のリーダーとは、社員の心に灯を点せる人であること』
たかがはとバス、されどはとバス、さすがはとバス!
そう言われるまで社員意識を変革し、お客様満足を徹底し、見事に企業再建を成し遂げたのです。

『あの人の為・・・』、きっと社員の皆さんが本気で発起し、ベクトルを合わせ努力されたんだとろうと感銘を受けながら拝聴いたしました。愛と献身の気概。ノブレスオブリージュの精神に敬服致しました。

気概溢れる宮端さんの気迫にサムライの姿を重ね見たのは僕だけではないでしょう。

宮端清次氏 敬愛する上杉鷹山のような方でした。

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